1956年5月に沖響の原型「チェンバー・オーケストラ」が誕生しました。以来65年の沖響の歴史は、まさに沖縄県のクラシック音楽の歩みといって良いでしょう。米軍人を中心に産声を上げたことは、沖縄の歴史を象徴しています。しかしどんな形にせよ、オーケストラというクラシック音楽上、大変重要な演奏形態が沖縄に誕生したことは画期的なことでした。最初のオーケストラに参加した方々の意気込みや演奏に対する満足感は、今日の想像をはるかに超えるものだっただろうと思います。

これまで沖響に携わってこられた方々の努力に敬意を表しつつ、今日までの沖響の歴史をまとめてみました。65年間をいわゆる本土復帰以前(パートⅠ)、復帰後1988年まで(パートⅡ)、そして1989年以後の平成年代(パートⅢ)、2019年以後の令和年代(パートⅣ)の4つのパートに分けました。都合によりこのパートⅠについては、まだ詳細が掲載できていませんが、第2代団長の真栄城隆司氏のご努力により記録(沖縄におけるアマチュア・オーケストラの現状、1988年12月、沖縄キリスト教短期大学紀要第17号)が完備していますので、早期に追加していきます。貴重な記録を残された真栄城氏に改めて敬意を表したいと思います。